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復興へエール 流星に託す帰郷の願い あす井原のまつりで紙灯籠点灯

 福島第1原発事故で避難指示や立ち入り制限が続く福島県浪江町の町民の帰郷の願いを記した紙灯籠120個が10日夜、岡山県井原市美星町である「天の川まつり」の会場で点灯される。流れ星伝説がある「願いかなう町」で、早期復興を懇願する町民の思いを星に託す。(小川満久)

 まつりは午後6時から同町の星の郷青空市である。灯籠には、福島市や同県二本松市の仮設住宅に住んだり、県外に移ったりした町民120人が「早く帰りたい」「自分の家がほしい」などと書いている。馬場有(たもつ)町長の灯籠もある。

 福島市を拠点に復興支援をする建設会社社長の森崎英五朗さん(44)が美星町の観光施設に勤務したことが縁。森崎さんから被災地の状況を聞いた、まつり主催者の一つ、美星町観光協会が3月、町民の心を癒やそうと、灯籠の送付を申し出た。

 福島市職員たちと協力して集めた灯籠を車に積み、まつり当日に駆け付ける森崎さん。「被災者の気持ちを知ってもらい、願いがかなうよう一緒に祈ってもらえたら」と期待している。

(2013年8月9日朝刊掲載)

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