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戦争の悲惨さ 岩国発信 ふれあい交流館 原爆資料80点展示

 戦争の悲惨さを伝える展示が、山口県岩国市内で開かれている。主催者らは「戦争を語れる人は減る一方。風化させてはならない」と来場を呼び掛けている。(堀晋也)

 JR西岩国駅(錦見)のふれあい交流館では、「ミニ原爆展」が15日まで開かれている。原爆が投下されて焼け野原になった広島、長崎の写真のほか、溶けたガラスの塊や軍服などの資料計約80点を展示している。

 岩国市原爆被害者の会主催。爆心地から1・5キロの広島市中区東白島町で被爆した事務局長高橋正徳さん(71)は「二度とあってはならないこと。多くの人に悲惨さを知ってほしい」と話している。

 山手町の市民会館では「平和のための戦争展」(実行委主催)が9~11日に開かれる。被爆者の絵や岩国大空襲の惨状、沖縄での米軍機墜落事故の写真パネルなどを展示。10日には戦争体験の報告会、11日には米軍の垂直離着陸輸送機MV22オスプレイについてのコントなども予定している。

(2013年8月9日朝刊掲載)

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