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避難者 作木で「心の休息」 福島などの14人 アユ塩焼き体験

 広島県三次市内の34カ寺でつくる三次組(そ)を中心とした「保養と交流のつどい」実行委員会が、福島第1原発事故の避難者に「心と体の休息」を取ってもらおうと福島市内などの14人を三次市に招いている。7日夕は、三次市作木町の江の川カヌー公園さくぎでアユの塩焼き体験をして交流した。(野平慧一)

 一行は江の川漁協(三次市)が用意した約100匹のアユを調理。実行委メンバーから指導を受けながら竹串にアユを刺し、塩をすり込んでいった。焼き上がると早速、「おいしい」と歓声が上がった。

 14人は原発事故後、福島県飯舘村や川俣町から福島市などに避難して生活している。高校3年の原田花純さん(18)=福島市=は「三次は自然豊かで古里の飯舘村と景色が似ている。元気をもらって帰りたい」と話した。

 8日は県立みよし風土記の丘などを訪ねた。9日には東光坊(作木町)の境内である盆踊りに参加、10日に福島へ帰る。

 取り組みは昨年に続き2回目。実行委の小武正教委員長(56)は「住民との交流を通じて、ゆっくり心の保養をしてほしい」と話している。

(2013年8月9日朝刊掲載)

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