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長崎原爆の日 山口で市民団体が祈念式

 長崎原爆の日の9日、元教員らでつくる山口折鶴の会は山口市亀山町の市役所近くで平和祈念式を開いた。会員ら約40人が平和への願いを強くした。

 安常久巳会長(66)=山口市小郡山手上町=が「県内には原爆手帳を持つ人が約4千人いる。これからも支援していきたい」とあいさつ。全員で犠牲者に黙とうをささげ、会員の藤永あゆみさん(36)=同=が「いまだに1万7300個の核兵器が核保有国にある。新たなヒバクシャをつくらないために運動を続けていきます」と平和の誓いを朗読した。

 署名の協力を求める市長宛ての要望書を市職員に手渡した後、市役所近くにある非核平和都市宣言碑に3千羽の折り鶴をささげた。参加者は横断幕や旗を手に県教育会館まで約700メートルを行進した。

(2013年8月10日朝刊掲載)

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