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　岩国市は、ＪＲ岩国駅東口に計画する国際交流の拠点「英語交流センター」（元町１丁目）を着工した。２０２２年３月上旬に再開発ビル内での開設を目指す。施設を周知するため、愛称を募集している。（有岡英俊）

　１２階建てビルの１階部分約２７０平方メートルに、屋外テラスに面したコミュニティースペースや、大型スクリーンを備えたセミナースペースを設ける。英語の絵本の読み聞かせや、英会話のイベントなどを企画。ものづくりやゲームを交えて日本人と外国人が交流できる場とする。岩国で暮らす外国人が生活情報を得られる相談コーナーも設ける。

　市は１２月から、センターの公式ホームページを立ち上げ、会員制交流サイト（ＳＮＳ）などを通じてセンターの役割を市民にＰＲするのに合わせ、施設の愛称の募集を始めた。

　市内外の誰でも未発表作を１人３点まで応募できる。採用された人には図書カード５千円分を贈る。名前や住所のほか、愛称とその理由を、１０月２２日までに専用サイトから応募する。１１月下旬に市ホームページなどで公表する。

　１階部分の取得費を含めた整備費は約１億８千万円で、９割は国の米軍再編交付金を充てる。８月下旬には公募型プロポーザル方式で運営事業者も選定。交流や学びの内容などを詰めている。

　市教委英語教育推進室は「英語の学びや交流を通じて、より多くの市民や外国人が親しみを持ってもらえるような施設にしたい」としている。英語教育推進室☎０８２７（２９）５２０１。

（２０２１年１０月５日朝刊掲載）