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F35B緊急着陸 一時滑走路閉鎖 萩・石見空港

 5日午後4時55分ごろ、米軍岩国基地(岩国市)所属の米海兵隊の最新鋭ステルス戦闘機F35Bの2機が益田市の萩・石見空港に緊急着陸した。燃料補給のためで、けが人はいない。島根県は一時滑走路を閉鎖し、約1時間半後に解除。米軍側から事前の連絡がなかったとし、情報を収集して対応を検討する。

 中国四国防衛局は2機の飛行ルートや目的などについて「米側の運用については承知していない」としている。県によると、2機にはそれぞれ1人ずつ乗っていた。2機は給油を受け、整備点検後の6日に出発する予定という。

 国土交通省によると、緊急着陸の前に、戦闘機の乗員から無線で、同省航空局に同空港に着陸する内容の連絡が入ったという。

 同空港には東京便が就航し、新型コロナウイルスの影響で減便中。この日の午後は運航がなかった。6日は予定通り運航する。

 同空港では1999年6月、2002年8月にも米軍機が緊急着陸している。

(2021年10月6日朝刊掲載)

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