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護衛艦に戦闘機 搭載反対を要請 岩国市に団体

 海上自衛隊の護衛艦「いずも」が岩国市の米軍岩国基地に寄港したことを受け、市民団体「瀬戸内海の静かな環境を守る住民ネットワーク」は5日、市に対し、いずもが米海兵隊のステルス戦闘機F35Bを搭載、運用することに反対の立場を取るよう要請した。

 瀬戸内ネットの桑原清共同代表たち3人が市役所を訪れ、山中法光基地政策担当部長に申し入れ書を手渡した。将来的にいずもに加え、同型の護衛艦「かが」に岩国基地所属のF35Bが搭載される可能性が大きいと指摘。「相手国の攻撃対象となることを含め、市民の平穏な生活の確保をさらに難しくする」と訴えた。

 山中部長は「国防は国の専管事項であり、市として是非を論じる立場にない。騒音などで住民生活への影響がある場合は米軍に配慮を求めていく」と回答した。

(2021年10月6日朝刊掲載)

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