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岩国基地艦載機 5ヵ月ぶり帰還

 米軍岩国基地(岩国市)に7日、空母ロナルド・レーガンとともに中東に展開していた同基地所属の艦載機が相次いで着陸した。5月に岩国を離れて以来、約5カ月ぶりの帰還となる。

 午前11時半ごろから編隊を組んだFA18スーパーホーネット戦闘攻撃機などが次々と姿を見せ、基地上空を大きく旋回した後、着陸した。午後2時10分ごろまでに40機が戻った。格納庫前では隊員を出迎える家族たちの姿もあった。

 6日にもE2D早期警戒機など10機が帰還しており、2018年3月に岩国への移転を完了した約60機の空母艦載機の大半が戻ったとみられる。基地報道部は「空母航空団の帰還を歓迎とともに迎えた。自由で開かれたインド太平洋地域のため数々の任務飛行をした」と説明した。

 艦載機は5月に岩国を離れ、アフガニスタン駐留米軍の撤退を中東で支援するなどしていた。例年通りなら来年5月ごろまで岩国を拠点に訓練する見通しで、基地周辺では騒音が増える懸念がある。

(2021年10月8日朝刊掲載)

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