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終戦の日 護国神社で戦没者追悼

 68回目の終戦の日の15日、広島市内では、戦争と原爆の惨禍が二度と繰り返されぬよう平和を誓う集いや、戦没者を追悼する慰霊祭などがあった。

 広島市中区の広島護国神社は、英霊感謝祭を開いた。遺族たち約180人が参列した。

 玉串をささげて戦没者を追悼した。藤本武則宮司(65)はあいさつで、安倍晋三首相の靖国神社参拝見送りについて「国内外の状況は厳しいものがあったと拝察する」と話した。

 志願兵の父が戦地で亡くなった西区の主婦川村京子さん(68)は「顔も知らない父だが、命と命の会話をする日にしたい」と目を潤ませていた。

 続いて神社内では、日本会議広島も集いを開いた。月刊誌「祖国と青年」の鈴木由充編集長(42)が講演。東京・日本武道館であった全国戦没者追悼式のラジオ中継に合わせ、正午に全員で黙とうした。

(2013年8月16日朝刊掲載)

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