×

ニュース

平和の鐘祈り響く サビエル聖堂で集会 山口

 終戦の日の15日、平和を祈って「大聖年平和の鐘」を鳴らす集いが、山口市亀山町のサビエル記念聖堂で開かれた。県青年ユネスコ連絡協議会などが2000年から主催し、ことしで14回目。市民たち約40人が参加した。

 協議会の有田幸永会長(27)が「ことしは豪雨災害もあった。身近な人とのつながりを見つめ直そう」とあいさつ。加藤信也神父(61)が「多くの命を奪って終わった68年前の戦争に学び、平和を築く使命が私たちにはある」と語り掛けた。参加者は「みんなで力を合わせます」など、ノーベル平和賞受賞者たちが起草した6項目の「わたしの平和宣言」を読み上げ、鐘を鳴らして平和を願った。

 両親と来ていた小郡南小6年大湯元気君(12)=山口市小郡栄町=は「この瞬間にも戦争やテロで亡くなって人がいるのが悲しい。世界中が仲良くなる方法を考えたい」と話していた。(柳岡美緒)

(2013年8月16日朝刊掲載)

年別アーカイブ