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音楽通じ恒久平和を願う アフィニス祭 きょう開幕

出演者20人 原爆慰霊碑に献花

 国内外の一線級の演奏家が広島に集う「アフィニス夏の音楽祭」(18~25日)の開幕を前に、出演する約20人が17日、広島市中区の平和記念公園を訪れ、原爆慰霊碑に花輪をささげた。

 一行は、音楽祭の音楽監督を務めるバイオリニスト四方恭子さんと、ドイツのコントラバス奏者イェルク・リノビツキさんを先頭に慰霊碑に献花。手を合わせ、世界の恒久平和を願った。

 リノビツキさんは「音楽は国際的言語で平和の象徴。広島で音楽を奏でる幸せを感じている」と語った。

 音楽祭は中区のアステールプラザを主会場に、海外有名楽団の首席級の奏者たち約40人が出演。課題曲を仕上げる過程を公開し、室内楽や合同オーケストラの演奏会で成果を披露する。地元の音大生との共演などもある。(胡子洋)

(2013年8月18日朝刊掲載)

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