川崎さんに谷本清平和賞 ピースボート共同代表 核廃絶へ活動
21年10月18日
公益財団法人ヒロシマ・ピース・センター(広島市佐伯区、鶴衛理事長)は15日、第33回谷本清平和賞に非政府組織(NGO)ピースボートの川崎哲(あきら)共同代表(52)=川崎市=を選んだと発表した。核兵器廃絶に向けて活動を続けてきた点を評価した。
川崎さんは2004年から共同代表を務め、被爆者と共に原爆被害を世界に伝えてきた。17年にノーベル平和賞を受賞した「核兵器廃絶国際キャンペーン(ICAN(アイキャン))」でも共同代表や国際運営委員を務め、今年1月に発効した核兵器禁止条約の制定に尽力した。授賞理由では「『核の被害は日本だけの話ではない、地球全体の問題』との視点で精力的に活動を続けてきた」と評された。
川崎さんは「被爆者に出会い心を動かされた人々が行動したことで、核兵器禁止条約が発効した。日本をはじめ全ての国が条約に入るよう仲間たちと活動をさらに強めたい」とコメントを出した。
谷本清平和賞は被爆者支援に尽くした広島流川教会(中区)の故谷本清牧師の遺志を継ぎ1987年に創設した。世界平和の実現に向けて活動する個人や団体に贈っている。贈呈式は11月14日に中区である。(小林可奈)
(2021年10月16日朝刊掲載)
川崎さんは2004年から共同代表を務め、被爆者と共に原爆被害を世界に伝えてきた。17年にノーベル平和賞を受賞した「核兵器廃絶国際キャンペーン(ICAN(アイキャン))」でも共同代表や国際運営委員を務め、今年1月に発効した核兵器禁止条約の制定に尽力した。授賞理由では「『核の被害は日本だけの話ではない、地球全体の問題』との視点で精力的に活動を続けてきた」と評された。
川崎さんは「被爆者に出会い心を動かされた人々が行動したことで、核兵器禁止条約が発効した。日本をはじめ全ての国が条約に入るよう仲間たちと活動をさらに強めたい」とコメントを出した。
谷本清平和賞は被爆者支援に尽くした広島流川教会(中区)の故谷本清牧師の遺志を継ぎ1987年に創設した。世界平和の実現に向けて活動する個人や団体に贈っている。贈呈式は11月14日に中区である。(小林可奈)
(2021年10月16日朝刊掲載)