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米軍の低空飛行訓練の増加懸念 浜田市旭で反対集会

 米軍機の低空飛行訓練に反対する集会が17日、島根県浜田市旭町の市旭センターであった。NPO法人ピースデポ(横浜市)の湯浅一郎代表(63)が講演し、今後訓練増加の懸念があることを約50人に訴えた。

 湯浅代表は、米海兵隊岩国基地(岩国市)の機能強化で、同町を含む米軍訓練空域「エリア567」での飛行が倍増する可能性があると指摘。「自治体と連携して監視を強め、政府に中止を要請しよう」と呼び掛けた。

 東日本大震災後に廿日市市吉和に避難したパート従業員渡部美和さん(38)は「午前8時から続く騒音で2歳の息子がおびえている」と現状報告した。

 集会は島根、広島両県の住民らでつくる「オスプレイ配備と米軍機低空飛行を許さない市民ネットワーク」の主催。旭町での浜田市の測定で、ことし1~7月に70デシベル以上の騒音は261回あり、昨年を上回るペースになっている。(森田晃司)

(2013年8月18日朝刊掲載)

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