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平和の尊さ感じ献花 光市戦没者追悼式 210人参列

 太平洋戦争で犠牲となった山口県光市内の戦没者らを慰霊する市戦没者追悼式が17日、同市島田の市地域づくり支援センターであった。遺族や関係者ら約210人が参列した。

 黙とうの後、実行委員長の市川熙市長が祭壇の前で、「尊い犠牲の下に、今の平和があることを忘れてはならない」と述べた。参列者は献花台に花を手向け、手を合わせた。

 同市光井にあった旧海軍光工廠(しょう)から硫黄島に向け出撃した人間魚雷「回天」搭乗員の叔父を亡くした自営業田中忍さん(63)=兵庫県明石市=は「ここに来るたび、平和に暮らせていることの尊さを感じます」と話していた。式には県内各地のほか、広島、福島県などからの参列もあった。(松尾直明)

(2013年8月18日朝刊掲載)

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