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インド総領事が献花 広島の平和公園 資料館も見学

 核兵器保有国インドの在大阪・神戸総領事館(大阪市)のニキレーシュ・ギリ総領事(43)が18日、広島市中区の原爆資料館を訪れ、平和記念公園の原爆慰霊碑に献花した。

 資料館では、滝川卓男館長の案内で原爆投下直後の惨状を描いた被爆者の絵や黒焦げになった弁当箱などの遺品を見て回った。慰霊碑に花を手向け、頭を垂れて静かに手を合わせた。

 資料館の見学は初めてというギリ総領事は「原爆による市民の苦しみや痛みを目の当たりにし、衝撃を受けた。全ての国は核兵器が利用されることのない未来を築く努力をしなくてはならない」と話した。

 ギリ総領事は就任あいさつで広島市を訪問。19日に松井一実市長、湯崎英彦知事とそれぞれ面会した後、広島大のインド人研究者と交流する。(余村泰樹)

(2021年10月19日朝刊掲載)

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