×

ニュース

全国7地方紙に掲載 広島のジュニアライターの記事

 ジュニアライター2人の書いた記事が、東奥日報(青森市)や琉球新報(那覇市)など全国七つの地方紙に掲載された。子ども記者のコーナーを持つ地方紙が連携し、各地域ならではの記事を交換する取り組みの一環。

 掲載された記事はもともと、高2の木村友美、高3の秋山順一両記者が取材し、中国新聞「平和」のページ向けに執筆した。母の胎内で被爆し、心身に障害のある原爆小頭症患者の岸君江さん(67)=三次市=と、原爆を題材にした創作劇の練習に汗を流す小中高生を取り上げている。

 東奥日報と琉球新報のほか、河北新報(仙台市)福井新聞(福井市)神戸新聞(神戸市)高知新聞(高知市)西日本新聞(福岡市)が7月下旬から8月上旬にかけて、朝刊の子ども向けのページや別刷りに掲載した。

 高知新聞は7月25日付で1ページの半分を使い、「核のない世界を」などの見出しや写真とともに載せた。こども編集部副部長の松井直人さん(47)は「身近な人が一瞬で奪われる理不尽さや、平和の尊さを見つめ直してもらうきっかけになった」と話している。(増田咲子)

(2013年8月19日朝刊掲載)

年別アーカイブ