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福島っ子と里山交流 山口市小郡 そうめん流しに歓声

 福島県の子どもたち11人が17日、山口市小郡上郷の里山体験施設「ヒュッテ桂谷ランプの宿」を訪れた。18日は地元の子どもたち約50人と交流した。

 子どもたちは慣れない手つきで竹をのこぎりで切り、そうめん流し用の器を制作。といを流れてくるそうめんに歓声を上げ、箸ですくって味わった。このほか、施設内の小川で魚を捕ったり竹製滑り台を楽しんだりした。福島県桑折町の小学4年渡辺希亜さん(9)は「地元で森や川で遊ぶことはあまりないので楽しい。山口の子どもたちと仲良くなりたい」と笑顔だった。

 原発事故の影響を受けた子どもたちに自然を満喫してもらおうと山口市の有志がつくった「福島~山口 いのちの会」が招待。23日まで滞在する。

 このほか、宮城県の子ども18人も文部科学省など主催のキャンプで17日から県内を訪れ、18日は山陽小野田市で県内の子ども20人と野菜を収穫して交流。19~21日は岩国市に滞在する。(川村奈菜)

(2013年8月19日朝刊掲載)

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