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明治の広島港 戦前の呉港は 南区 海図作り150年パネル展

 海図作りが国内で始まってから150周年を記念するパネル展が、広島市南区の市郷土資料館で開かれている。同館と第6管区海上保安本部が企画した。11月23日まで。

 瀬戸内海を中心に、海上保安庁所有の海図の複製パネル16点を展示。明治期から埋め立てが進んだ広島港(南区)や、多くの軍事施設が並んでいた戦前の呉港(呉市)の様子などを伝える。国内で初めて刊行された釜石港(岩手県釜石市)の海図もある。

 1871年9月に同庁海洋情報部の前身機関が設置され、海図作りや海洋調査が始まった。6管海洋情報部監理課の吉山武史課長は「海岸線など過去と現在の変化を見てほしい」と来館を呼び掛ける。

 午前9時~午後5時。入館料は一般100円、高校生・65歳以上50円、中学生以下無料。月曜休館。同館☎082(253)6771。(佐藤弘毅)

(2021年10月21日朝刊掲載)

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