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鳥取の図書館でも「はだしのゲン」閲覧制限 2年前から事務室に移す

 漫画「はだしのゲン」の閲覧制限を松江市教委が小中学校に要請していた問題で、鳥取市立中央図書館が2年前から、保護者の指摘を受けて児童書コーナーから事務室内に移し、自由に閲覧できないようにしていたことが20日、分かった。

 同図書館によると、児童の母親から2011年夏、女性暴行のシーンなどについて「子どもが自由に手に取れる所にあるのはどうなのか」と指摘された。このため、一時的な措置として貸し出しカウンター裏の事務室に置き、そのままの状態にしていた。閲覧や貸し出しには応じていた。

 西尾肇館長は「市民の知る権利を守る意味では配慮が足りなかった」とし、月末の職員会議を経て、一般書コーナーに置くよう検討している。(川崎崇史)

(2013年8月21日朝刊掲載)

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