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被爆者ら怒りの座り込み 慰霊碑前で広島平和連絡会議

 米国が新たなタイプの核実験をしていたことを受け、広島県被団協(坪井直理事長)や連合広島などでつくる核兵器廃絶広島平和連絡会議は21日、広島市中区の原爆慰霊碑前で抗議の座り込みをした。

 被爆者や労組員たち65人が参加。「ヒロシマからすべての核実験に強く抗議する!」と日本語と英語で記した縦1・2メートル、横5メートルの横断幕を掲げ、30分間座り込んだ。

 被爆者で、県原水禁の片山春子代表委員(83)は抗議行動の最後に「『核兵器なき世界』を掲げたオバマ大統領のプラハ演説は何だったのか。許せない」と話していた。

 この日は、福山市の羽田皓市長や東広島市の蔵田義雄市長たちも、東京の米国大使館にそれぞれ抗議文を送った。(岡田浩平)

(2013年8月22日朝刊掲載)

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