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江戸期から現代 教科書260点展示 江田島の歴史資料館

 江戸時代から現代までの教科書の移り変わりをたどる「学びをささえた教科書展」が、江田島市の大柿地区歴史資料館で開かれている。江戸期の寺子屋で農業や商売の知識を教えた「往来物」や、終戦後、軍事教育などに関する部分が墨で塗りつぶされた国語や音楽の教科書など計約260点が並ぶ。

 同市出身で元衆院議長の灘尾弘吉氏(1899~1994年)が使っていた教科書もあり、書き込みや落書きが残る。同館職員の山本真里江さん(39)は「時代を映す教科書の変遷に触れながら、子ども時代を懐かしんでほしい」と話す。31日まで。無料。

(2021年10月27日朝刊掲載)

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