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海自練習船かしま 呉帰港 実習幹部110人 2ヵ月ぶり

 海上自衛隊の実習幹部約110人を乗せた遠洋練習航海の部隊が27日、呉市昭和町の呉基地に戻った。練習艦かしま(4050トン)に乗り込んでの約2カ月間の航海を終え、家族や隊員たち約270人に出迎えられた。

 実習幹部は米国とマーシャル諸島に寄港しながら、訓練を積んだ。帰国式典で園田直紀呉地方総監から「乗組員一同が誠意を尽くし、真摯(しんし)に取り組んだ結果が航海の成功につながった」とねぎらわれた。式典後、再会した家族とうれしそうに抱き合ったり、航海中の生活について伝えたりしていた。

 三竹亮3等海尉(24)は「島しょ国が抱える安全保障の課題を学べた」、東園望美3等海尉(24)は「北極圏でオーロラを見ることができ、海自隊員の醍醐味(だいごみ)を感じた」と充実の表情だった。(上木崇達)

(2021年10月28日朝刊掲載)

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