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国境超え反核のアート 広島市中区で「平和美術展」

 平和への思いを作品に込めた「広島平和美術展」が22日、広島市中区の県民文化センターで始まった。広島平和美術協会の主催。27日まで。

 1955年の第1回原水爆禁止世界大会を機に始まり、59回目。中国や韓国からも含め、絵画や書、写真、工芸、生け花など多彩な236点が並ぶ。

 絵画では、被爆地蔵の姿に核廃絶の願いを重ねたり、家族の顔に平和の安らぎを表したり。広島市の松井一実市長も静物画を寄せた。

 広島に住む親族の呼び掛けで風景画を出した中国山東省の美術大生、沈童さん(27)は「国境を超えて心が通う美術の力を感じる」と話していた。

 大人300円、中学生以下と被爆者は無料。(道面雅量)

(2013年8月23日朝刊掲載)

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