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米核実験で60人座り込み 慰霊碑前 広島県被団協と県原水協

 米国が核兵器の性能を調べる新たなタイプの核実験を5月15日に実施したことに抗議し、広島県被団協(金子一士理事長)と県原水協は22日、広島市中区の原爆慰霊碑前で座り込みをした。

 約60人が正午すぎから30分間、「新型核実験に断固抗議する!」と書いた横断幕を掲げて座った。県被団協の吉岡幸雄副理事長(84)はあいさつで「米国は新型の核兵器を開発しようとしているのはないか」と指摘。「異議を唱えない日本政府は、姿勢を正さないといけない」と訴えた。

 実験中止を求める決議文も採択。この日、オバマ米大統領、安倍晋三首相、岸田文雄外相宛ての同じ内容の抗議文をファクスした。(田中美千子)

(2013年8月23日朝刊掲載)

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