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原発事故に備え松江で研修 島根県職員が専門知識深める

 島根県は23日、中国電力島根原子力発電所(松江市鹿島町)での事故に備え、県職員を対象にした原子力防災の研修会を松江市で開いた。職員12人が現地の視察や座学で専門知識を学んだ。

 12人は、原発のトラブル発生時に県の災害対策本部員となるメンバー。県の防災担当職員から、対策拠点となるオフサイトセンターで放射線監視(モニタリング)の基礎知識などを教わった後、原発に移動。定期検査で停止中の2号機と建設中の3号機、津波対策で造られた海抜15メートルの防波壁を見て回った。

 参加した県地域政策課の前田秀典課長代理は「福島第1原発事故を受け、防災体制が強化されたと感じた。さらに専門知識を深め、事故に備えたい」と話していた。(樋口浩二)

(2013年8月24日朝刊掲載)

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