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原発事故に備え松江で研修 放射線の基礎 教職員が学ぶ

 島根県松江市は22日、同市のくにびきメッセで、市内の小中学校の教職員が対象の原子力防災研修会を開いた。中国電力島根原子力発電所での事故に備え、放射線の基礎知識を学んだ。

 市教委と小中学校の教職員59人が参加。県原子力安全対策課の職員を講師に、ウラン鉱石や御影石などの放射線量を測定した。

 県職員は放射線から身を守るキーワードとして遮蔽(しゃへい)、時間、距離を挙げ「放射線は身の回りにも存在する。有無でなく量や強さが重要」と説明した。

 広島国際大保健医療学部の林慎一郎准教授による放射線の基礎講義もあった。開星中・高の防災避難担当、矢頭香織教諭は「原発事故に備えて校内マニュアルを策定したい。学んだことを役立てたい」と話していた。(土井誠一)

(2013年8月24日朝刊掲載)

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