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11月に原発防災訓練 島根県 避難の手順変更など確認

 島根県は26日、中国電力島根原子力発電所(松江市鹿島町)の事故を想定した原子力防災訓練を、11月5、10日の2日間の日程で鳥取県と原発30キロ圏内の両県6市などと実施することを明らかにした。国の原子力災害対策指針が2月に改定されたことを受け、初動対応や住民避難の手順変更点の確認に重点を置く。

 島根原発2号機で外部電源を喪失したと想定。5日はトラブル発生から各防災機関への連絡や、松江市のオフサイトセンターに設ける関係機関連絡会議の運営訓練をする。緊急放射線監視(モニタリング)の手順も確認する。

 10日は原発30キロ圏内の松江、出雲、安来、雲南市の市民約550人と米子、境港市の住民を、30キロ圏外へ避難させる。初めて病院の入院患者たちを避難誘導することも検討している。

 この日、県が関係36機関から74人を集めた会議を、オフサイトセンターで開き、報告した。(松島岳人)

(2013年8月27日朝刊掲載)

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