×

ニュース

原爆症認定訴訟 二審も原告敗訴 広島高裁、控訴棄却

 広島市で被爆し甲状腺機能低下症を発症したとする広島県の女性(78)が、原爆症の認定申請を却下されたのは不当として、国に処分取り消しを求めた訴訟の控訴審判決で、広島高裁(金子直史裁判長)は12日、請求棄却の一審判決を支持、女性側の控訴を棄却した。

 金子裁判長は「甲状腺機能低下症は原爆で被爆したためではなく、甲状腺関連の疾病の放射線治療を受けた影響で発症したと推測する方が合理的だ」とした。

(2021年11月13日朝刊掲載)

年別アーカイブ