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原発新基準の問題点考える 平田で31日

 自治労島根県本部(成相善朗執行委員長)と市民団体「平和フォーラムしまね」(杉谷肇代表)は31日、7月に施行された原発の新規制基準の問題点を考える「脱原発講演会」を、出雲市平田町の平田文化館で開く。参加者を募っている。

 原発問題に詳しい大阪府立大名誉教授の長沢啓行氏が「地震と原発そして再稼働問題」と題して講演。新基準に沿った安全対策では、地震に対する備えが不十分との主張を展開する。宍道断層(延長22キロ)など中国電力島根原子力発電所(松江市鹿島町)の周辺にある断層の危険性にも触れる。

 その後、長沢氏やNPO法人代表たち原発関連の有識者5人が、新基準について意見交換する。再生可能エネルギーの普及策など脱原発の進め方も探る。

 午後1時半~5時。無料。定員500人で事前申し込み不要。自治労県本部Tel0852(26)3331。

(2013年8月29日朝刊掲載)

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