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劣化ウラン 新倉庫完成 三井化学岩国大竹

 三井化学岩国大竹工場(和木町)に、劣化ウランの新しい保管倉庫が完成した。鉄筋平屋約920平方メートル。震度7を想定し、4メートルの津波にも耐えられる。現倉庫は一般住宅から約50メートルの地点にあったが、約400メートルの場所に遠ざけられた。

 建設費は約3億円。ことし3月中旬から建設を始めていた。9月中旬から来年1月中旬までに200リットルドラム缶3379本の劣化ウランを移す。

 2012年4月のプラント爆発事故の際、劣化ウランへの不安の声が住民から上がっていた。工場は30日、岩国、大竹両市と和木町の自治会役員21人に新倉庫を公開した。

(2013年8月31日朝刊掲載)

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