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[SDGs 持続可能な開発目標] 「ヒロシマ」英語で発信 山陽女学園高の対馬さんと山本さん

21日大会 全国5校とプレゼン

 廿日市市の山陽女学園高等部の生徒2人が、21日にある「サステナ英語プレゼンテーションチャレンジ」(ユネスコ・アジア文化センターなど主催)にオンラインで出場する。国連が掲げるSDGs(持続可能な開発目標)の取り組みなどについて中高生が英語で思いを主張する大会。「広島で生まれ育った高校生として、平和のために何ができるか発信したい」と意気込んでいる。(八百村耕平)

 参加するのは2年の山本芽依さん(17)と対馬有彩さん(17)。東京のメイン会場とオンラインでつなぎ、事前に作った8分間の動画を流す。2人が交互に、自分たちが受けた平和教育の重要性や、若者を広島に呼び込むイベントを企画する考えなどを英語で説明し「多くの人がヒロシマを知らなければならない」と訴える内容だ。

 英会話クラブに所属する対馬さんが、平和関連のボランティア活動に参加する山本さんを誘って応募した。夏休みに英語の原稿と3分間の動画を作って応募し、全国の120チームの中から大会に参加する6校に選ばれた。大会向けの動画は今月6日に収録した。

 大会当日は、海外の学生も交えて議論する時間もある。山本さんは「被爆者が高齢化している今、核兵器廃絶に向けて若者が何をできるかを伝えたい」と強調。対馬さんは「平和に興味を持ってもらうことが一歩。その機会をつくりたい」と力を込める。

(2021年11月19日朝刊掲載)

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