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被服支廠 利活用策考えよう 広島県 ワークショップ参加者募集

 広島県は19日、広島市南区にある最大級の被爆建物「旧陸軍被服支廠(ししょう)」の利活用策を考えるワークショップの参加者を募り始めた。締め切りは12月15日。来年12月ごろまでに5回程度の会合を予定しており、検討結果は有識者懇談会の議論に生かす。

 ワークショップは県庁か県庁付近を会場に、平日夕か土日祝日に開く。初回は12月下旬から来年1月中旬までの間に開催し、現地視察や意見交換をする。その後は市民団体への聞き取りなどをして建物の歴史や価値を学び、約1年間かけて検討結果をまとめる。

 参加者は50人程度を見込んでおり、今回はこのうち25人程度を公募する。残りは県が10月に設けた有識者懇談会の委員が推薦する。

 ウェブを含めて毎回参加できる高校生以上が応募できる。謝金や交通費の支給はない。希望者は郵送、ファクス、電子メール、県ホームページなどを通じて申し込む。応募多数の場合は抽選で決める。

 懇談会運営受託業者のパシフィックコンサルタンツ☎06(4799)7320=平日のみ。(河野揚)

(2021年11月20日朝刊掲載)

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