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平和・愛・希望 銀幕で 広島国際映画祭開幕

 広島国際映画祭2021が19日、広島市中区のNTTクレドホールを主会場に始まった。広島でロケがあった今年の話題作に加え、原爆や平和などをテーマにした国内外計19作品を紹介する。21日まで。

 同ホールで開幕式があり、戦時下の原爆開発を描いた「映画 太陽の子」の黒崎博監督たち約20人が登壇。映画祭の部谷京子代表が「多くの映画人の力が集まる祭りを楽しんで」とあいさつし、開幕宣言した。

 初日は、前身のダマー映画祭inヒロシマから参加を続ける藤井道人監督の「ヤクザと家族 The Family」など7作品を上映。同作に主演した俳優綾野剛と藤井監督がトークを繰り広げた。

 20日は、いずれも広島でロケした「孤狼(ころう)の血 LEVEL2」の白石和弥監督、「ドライブ・マイ・カー」の浜口竜介監督たちが登場。21日は、コロナ下の映画人を支援する目的で製作された「DIVOC―12(ディボック・トゥエルブ)」の上田慎一郎監督たちが参加する。前回同様、短編作品のコンペティションは行わない。(木原由維)

(2021年11月20日朝刊掲載)

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