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被爆70年 日米催し 合唱曲の歌詞決まる 安佐南の片山さん表彰

 2015年の被爆70年に広島でイベントを計画する「日米文化交流プロジェクトin広島」実行委員会(原田康夫委員長)は、「平和と希望」をテーマに公募した合唱曲の歌詞に、広島市安佐南区の原小6年片山いつきさん(12)の応募作を選んだ。31日、西区で表彰式をした。

 片山さんは8月上旬、被爆者の体験を聞いて作詞。原爆で多くの人の夢や未来が失われたことに触れた上で「新しい未来へ向かおう」と語り掛けた。詩は英訳され、米国の作曲家がメロディーを付ける。来年3月下旬に米ニューヨークの国連本部であるコンサートで、広島とニューヨークの市民たちが合唱する。被爆70年の広島でのイベントでも披露される予定。

 広島市内の小中高生34人から応募があり、実行委は最優秀の片山さんのほか、優秀、佳作の計7人も選んだ。西区民文化センターであった表彰式で、片山さんは「歌を通じて多くの人が平和や原爆を考えるきっかけになれば」と話していた。(有岡英俊)

(2013年9月1日朝刊掲載)

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