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連載・特集

ぐるっと わがまち 海田町エリア <下> 難民に子ども服送ろう

海田西小児童 高校生の活動に参加

 世界の難民に衣類を届けようと、海田西小(南つくも町)の児童が子ども服を集めた。近くの海田高(つくも町)が回収活動しているのを知り、参加を名乗り出た。

 授業で国連の「持続可能な開発目標(SDGs)」について学ぶ中、5年の児童が「自分たちも取り組みたい」と同高を訪問。段ボールを持ち帰った。全校で集めるためにポスターを作って提供を呼び掛け、15~17日に集めた。

 3日間で寄せられたのは731着。25日に同高へ持って行く。活動に参加した5年野見山拓也さん(11)は「いつも両親や先生に支えられているから、自分が支える側になりたかった。服に込めた思いが届いてほしい」と目を輝かせる。

 海田高は本年度、カジュアル衣料品店「ユニクロ」や「ジーユー(GU)」を展開するファーストリテイリングと国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)の「届けよう、服のチカラ」プロジェクトに取り組んでいる。自校で今月中旬に集めた528着と同小の731着のほか、同高が協力を呼び掛けた海田中(幸町)と海田西中(南つくも町)からの衣類も合わせて、今月末までにプロジェクトから指定された倉庫に送る。(二井理江)

(2021年11月23日朝刊掲載)

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