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米揚陸艦「安全脅かす」 岩国4団体 市に寄港反対申し入れ

 米海軍の強襲揚陸艦アメリカが米軍岩国基地(岩国市)に初めて寄港したのを受け、基地機能の強化に反対する市内の4市民団体が22日、相次いで市に申し入れをした。

 「瀬戸内海の静かな環境を守る住民ネットワーク」の桑原清共同代表や久米慶典顧問たち4人が市役所を訪れた。市の山中法光基地政策担当部長に申し入れ書を手渡し「小型の空母であり、市民の安心安全を脅かす」と訴えた。

 「愛宕山を守る会」「あたごやま平和研究所」「住民投票を力にする会」も連名で、市に対し、日本政府と米軍に抗議するよう求める緊急要請書を提出した。3団体の11人が市役所を訪れ、守る会の岡村寛代表が「明確な基地機能強化だ」と断じた。

 山中部長は「今回の寄港は一時的なもの。定期的な寄港地にならないよう国に求めた」と繰り返した。(川村奈菜)

(2021年11月23日朝刊掲載)

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