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広島世界平和ミッション 活動発信 市民が応援 女性14人で「支える会」 広島で初会合

 「広島世界平和ミッション」を支える市民の会(柴田幸子代表世話人)が九日発足し、呼び掛け人として広島市内の女性ボランティア十人が、中区の市まちづくり市民交流プラザで初会合を開いた。広島国際文化財団が、被爆地から紛争地域や核保有国などに被爆者ら市民を派遣する平和ミッション事業の紹介や報告会の開催などで後押しする。

 男女共同参画や育児支援、町づくりなどに取り組む七十―四十歳代の十四人が組織の枠組みを超えて、呼び掛け人として集まった。

 その多くは、米中枢同時テロ後、世界の芸術家が描いたポスター展を市内で開催したり、中国人民平和軍縮協会の派遣団を受け入れたりと、これまでも平和をテーマにした活動で力を合わせてきた。

 初会合では市民の会の活動として①平和ミッションの内容を全国の知人、友人に紹介する②平和ミッションに参加する人材を発掘③寄付を募り参加意識を広げる―の三点を決めた。三月下旬に中東、アフリカ地域へ出発する第一陣の激励会や帰国後の報告会も開く。

 柴田代表世話人=安佐南区長楽寺一丁目=は「米中枢同時テロ以降、世界で戦争の脅威が高まっている。ヒロシマから世界に平和のメッセージを発信する取り組みを国内外の多くの人たちに知ってもらいたい」と話している。

 市民の会の問い合わせはTEL082(878)0298(柴田さん)か082(236)2656(ミッション事務局)。

(2004年2月10日朝刊掲載)

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