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三原で「黒い雨」上映会 7日 トークショーも

 広島原爆の悲劇を描いた今村昌平監督の映画「黒い雨」の上映会が8月7日午前10時半、午後2、6時の計3回、三原市円一町の三原リージョンプラザ文化ホールである。

 福山市出身の作家、井伏鱒二の同名小説が原作。原爆投下直後、疎開先から船で広島市内へ向かう途中、黒い雨を浴びた若い女性を主人公に、この結婚を心配する親類の夫妻らの姿を描いたモノクロ作品。抑制したタッチで放射線の後遺症の恐怖を浮き彫りにしている。カンヌ映画祭で高等技術委員会賞に輝いた。田中好子、北村和夫、市原悦子ら出演。1989年。123分。

 上映会では、今村監督の次男で今村プロダクション社長の〓介(ひろすけ)さん(50)のトークもある。製作時の思い出や、チェルノブイリ原発事故で大きな被害の出たベラルーシでの上映時の現地の人々の反応などについて話す。

 一般千円(前売り800円)、高校生500円、中学生以下無料、ペア券1500円。三原リージョンプラザTel0848(64)7555。

(2013年7月29日朝刊掲載)

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