×

ニュース

ドラフラ 原爆の子の像に折り鶴 試合会場で観客が折った800羽

 プロバスケットボール男子Bリーグ1部(B1)の広島ドラゴンフライズは29日、平和への願いを込めた折り鶴800羽を平和記念公園(広島市中区)の原爆の子の像にささげた。市が11月を平和文化月間に定めたことを受け、試合会場で観客に折ってもらった。

 浦伸嘉社長(41)と主将のグレゴリー・エチェニケ選手(31)=べネズエラ出身=が、広島平和文化センターの荒瀬尚美常務理事たちの案内で同公園を訪問。原爆慰霊碑に献花し黙とうした後、折り鶴をささげた。2歳で被爆し、10年後に白血病で亡くなった佐々木禎子さんが像のモデルになったことなどの説明を受けた。

 折り鶴作りは10月23、24の両日、ホーム戦があった広島サンプラザ(西区)の観客に呼び掛けた。「広島のプロチームとして平和への思いを強くした」と浦社長。エチェニケ選手は「平和を願い、今も子どもたちが鶴を折り続けていることに驚き、素晴らしいと思った」と話した。(久保田剛)

(2021年11月30日朝刊掲載)

年別アーカイブ