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広島世界平和ミッション 南アフリカ編 虹の彼方に <7> 平和教育

 南アフリカ共和国再生の柱の一つは、教育の再構築である。教育関係者は特に、アパルトヘイト(人種隔離政策)の「負の歴史」から学び、和解の意義を教える平和教育のカリキュラムづくりを急ぐ。

 そんな教育熱から、広島世界平和ミッションのメンバーはプレトリア大教育学部での「特別授業」に招かれた。学生や現役教員が「ヒロシマ」について学ぶためである。

 ケープタウンのクエーカー教徒らも平和教材づくりに取り組む。いずれの交流でも、被爆資料を求める声が強かった。

(2004年5月17日朝刊掲載)

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