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広島世界平和ミッション 南アとイラン 訪問報告 来月5日広島中区 ヒロシマの役割探る

 広島国際文化財団主催の広島世界平和ミッションで、南アフリカとイランを訪ねた第一陣メンバー五人の報告会が六月五日午後二時から、広島市中区の市女性教育センターである。「広島世界平和ミッション」を支える市民の会(柴田幸子代表世話人)などが主催する。

 報告するのは、被爆者の寺本貴司さん(69)=広島県大野町▽薬剤師の津谷静子さん(49)=広島市東区▽広島経済大助教授の藤本義彦さん(39)=西区▽広島外語専門学校生の小山顕さん(25)=東区▽安佐北区出身で津田塾大四年の荊尾遥さん(21)=東京都小平市。

 五人は三月下旬から約三週間、核兵器廃棄を実現した南アフリカと核開発疑惑が持たれているイランを訪ね、原爆の被害実態を伝えた。イランでは、イラン・イラク戦争で使われた化学兵器による被害者の切実な声を聴いたりした。

 報告会では、それぞれが現地での体験を基に感想などを語り、参加者とも質疑応答で交流。ミッションの経験を多くの市民と共有し「ヒロシマの役割」について考える機会にする。

 資料代三百円。柴田さんTEL082(878)0298。

(2004年5月28日朝刊掲載)

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