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連載・特集

広島世界平和ミッション イラン編 ベールの向こう <4> 文明間の対話

 イランのハタミ大統領が打ち出した「文明間の対話」。対話を通じて異文明を理解し、共存を目指す考え方は、広島世界平和ミッションが呼び掛ける「平和と和解の精神」と相通じる点が多い。

 一行はテヘランの「文明間の対話国際センター」を訪ね、所長(70)らに原爆被害の実態を紹介。イランと日本、欧米との間の対話を深めるための方策などについて話し合った。高い理想を掲げる一方で、根強い反米感情や原子力利用へのこだわりなど、揺れるイランの一面を見た。

(2004年6月3日朝刊掲載)

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