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原爆などテーマ 本社記者が講座 広島国際大で開講

 中国新聞社の記者たちが講義する集中講座「現代社会とメディア」が3日、広島市中区の広島国際大広島キャンパスで始まった。中国地方の大学や短大など29団体が加盟する教育ネットワーク中国との連携協定に基づき、同社が講師を派遣する。同大での集中講座は2年連続。

 同大の1、2年生と、単位互換を利用する呉高専5年生の計8人が受講した。ヒロシマ平和メディアセンターの宮崎智三編集部長が、被爆者の証言や被爆地の訴えを英文に翻訳し、インターネットで発信する取り組みを説明。小中高生の「ジュニアライター」が取材する新聞作りも紹介した。

 受講した同大1年の菅原侑輝さん(19)は「専門的な話が聞けて面白い。作る人の熱意や工夫が伝わる」と聞き入っていた。

 集中講座では、問題を自ら見つけ、情報を分かりやすく伝える力を養う。6日まで取材や写真撮影の方法、見出しの付け方などを学ぶ。最終日は受講生が新聞を自作する。(山本祐司)

(2013年9月4日朝刊掲載)

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