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イージス断念 下旬に説明会 山口・秋田の住民対象

 防衛省は3日、地上配備型迎撃システム「イージス・アショア」の配備計画断念について、候補地だった山口、秋田両県で地元住民への説明会を今月下旬に開くと発表した。具体的な日程や場所は決まり次第、改めて公表する。

 説明会開催を巡り、萩市の田中文夫市長は「防衛省に対し早期の開催を求めていた。地元住民に寄り添った説明会となることを期待している」とのコメントを出した。

 政府は2017年、ミサイル防衛強化のため2基の導入を閣議決定。配備候補地として山口、秋田両県を選定した。だが、迎撃ミサイルの推進装置「ブースター」を一定地域に確実に落とせない技術的問題が判明したとして、配備計画を断念した。

(2021年12月4日朝刊掲載)

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