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シリア攻撃「武力行使、究極の形は原爆」 広島市長が批判

 広島市の松井一実市長は6日の記者会見で、米国が検討するシリアへの軍事介入について「武力で物事を解決するのは望ましくない」と述べ、反対する考えを示した。

 松井市長は「武力の究極の形が原爆だ」と指摘し、「(軍事介入は)何も違反していない人まで巻き込み、被害を与える。慎重に考えるべきだ」と強調した。

 その上で、日本政府に向けては「暴力行使をしろと、前面に立って言うような日本であってほしくない」と注文を付けた。

 米国が軍事介入の根拠とするのが、アサド政権による化学兵器の使用疑惑。松井市長は化学兵器について「非人道兵器と世界も認識している。使用は許してはならない」と訴えた。(田中美千子)

(2013年9月7日朝刊掲載)

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