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連載・特集

広島世界平和ミッション 中国編 歴史を見つめて <3> 大海の一滴

 北京大で被爆の証言を終えた直後、第二陣は天安門広場を望む人民大会堂で、中国人民平和軍縮協会の何魯麗会長と会い、ヒロシマの歴史を伝える資料を贈った。

 全国人民代表大会(国会に相当)の常務委副委員長である何会長は「歴史の教訓をくみ取り、新たに中日関係を発展させなくてはならない」という。それまで出会った人たちも同じフレーズ、見解を口にした。歴史認識は政治カードでもあるのか。対話の旅はさらに続いた。

(2004年7月28日朝刊掲載)

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