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原田真二さん 国連で熱唱 NY「平和の重要性認識を」

 ニューヨークの国連本部で6日開かれた世界平和を議論する催しに、広島市出身のシンガー・ソングライター原田真二さん(54)が出席し、平和を訴える歌を英語で熱唱した。原田さんは「(シリア情勢が緊迫化した)今こそ世界が平和の重要性を認識すべきだ」と会場に訴えかけた。(ニューヨーク発 山本慶一朗)

 原田さんは8年前から米国各地で平和を訴えるコンサートを続けている。この日は電子ピアノを弾きながら核廃絶を訴える歌など2曲を披露。約250人の出席者は手拍子をしながら聞き入っていた。

 催しにはエリアソン国連副事務総長をはじめ、各国の国連外交官や国際非政府組織(NGO)メンバーらが出席。平和を実現するために必要な国連の活動などについて議論した。

 歌うのが好きだというナイジェリアのオグ国連大使は「(原田さんの歌に)感銘を受けた。音楽には人間性を高め、コミュニケーションを円滑にする機能がある。人々には音楽が不足している」と話した。

(2013年9月8日朝刊掲載)

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