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連載・特集

広島世界平和ミッション 中国編 歴史を見つめて <4> 原爆の教訓

 日本が引き起こした戦争の結果が原爆投下である―。「懲罰」ともみる中国で、そもそも被爆の実態はどう報じられ、受け止められているのか。

 一行は、「原爆の子」を翻訳した彭家声さん(75)、張光珮さん(74)夫妻=写真=を訪ねた。広島の少年少女の手記集は、原爆のつめ跡が濃い一九五一年に刊行され、中国語版は八九年に出た。共に北京大元教授の夫妻は「あのような悲劇を繰り返してはならない」と言い、なぜ中国にとって核兵器が必要なのかを語った。

(2004年7月29日朝刊掲載)

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