×

ニュース

初の子ども議会 平和願う心発信

■記者 東海右佐衛門直柄

 広島市は8月6日、「ひろしま子ども平和議会」を初めて開催する。原爆投下から64年を迎えた広島で全国の児童、生徒が平和へのメッセージを発信する。被爆地を訪れた意義を感じてもらい、被爆体験の継承につなげるのが狙い。

 参加者は、平和記念公園(中区)である平和記念式典に全国から出席する小中学校、高校を中心に十数人を選考する。議場は、式典会場そばの広島国際会議場を予定。被爆地で感じたこと、大勢の命が失われる戦争への意見を発表してもらう。進行役も任せる。市は、国内外から式典に訪れた人たちに傍聴を呼び掛ける。

 市は9-12月にも修学旅行生による平和議会を開く。毎回、2校程度の参加を想定する。市国際平和推進部は「子どもたちが平和について考え、行動してもらうきっかけとなれば」としている。

(2009年5月28日朝刊掲載)

年別アーカイブ