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連載・特集

広島世界平和ミッション 中国編 歴史を見つめて <7> ナンジン ヒロシマ

 第二陣メンバーが見上げているのは、「侵華日軍南京大虐殺遇難同胞記念館」の広場にある「和平大鐘」=写真。日中戦争時の首都だった南京が占領された一九三七年十二月十三日にちなみ、昨年の同じ日につり下げられた。鐘には「日本侵略軍は、六週間にわたり人間の想像を超える大虐殺を行った」との長文が刻まれている。

 ナンジン(南京)と、ヒロシマ。共に戦争の悲劇を記憶する街として手を携えられないか―。メンバーは記念館に足を踏み入れた。

(2004年8月1日朝刊掲載)

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